他の種類の細胞に姿を変える能力を持っている幹細胞を使ったスキンケア by KIE

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ヒト幹細胞培養液配合アクティバート
今話題の「ヒト幹細胞培養液」スキンケア。いろいろありますが、美容に必要な成分を普通の培養法と比べて10倍も分泌するという特殊な培養方法を採用しているACTIVART(アクティバート)のこだわりがすごかった!

1.幹細胞って

多くの皮膚の細胞は、元と同じ細胞として増殖することしかできません。

しかし、細胞の中で、ごく一部だけ細胞が他の種類の細胞に姿を変える能力(分化能)を持っている細胞があります。それが幹細胞と呼ばれる細胞なのです。

2.アクティバートの幹細胞培養液は他と違う・・・

幹細胞は普段は何もしない細胞ですが、体にトラブルが起きると自らが分化してトラブルを解決する細胞に変わることができます。

しかし、スキンケアとエイジングケアのアイテムには、幹細胞そのものが使われることはありません。

そのため、コスメで使う幹細胞培養液の中には、幹細胞は含まれていません。幹細胞が分泌した成分のみが含まれています。

アクティバートは培養中の幹細胞に対して、トラブルが起きていると思わせる刺激を与える特殊なローリングボトル法という培養方法を採用。
この大きな刺激によって幹細胞は大きなトラブルが起きていると勘違いして、美容に必要な成分を普通の培養法と比べて10倍も分泌します。

アクティバートが含まれたシート_9
アクティバートのシートを手に貼ったところ_9

3.「エクソソーム」と合わせれば、更にトラブルを解決

アクティバートの幹細胞培養液に含まれる成分「エクソソーム」は他の成分と比べると、多くの指令を一度に確実に運ぶことができるカプセルのようなもの。

エクソソームも他の成分と同様に、ローリングボトル法で、普通に培養されるときより10倍も多く分泌されます。

その他の美容成分も普通の幹細胞培養液の10倍ですから、エクソソームと合わせれば、トラブルを解決する力は10倍以上。

アクティバートの使用有無による肌の違い_9

4.SCコンセントレーション クリーム

クリームなので、朝晩のスキンケアの仕上げに使用。有用成分を角質層のすみずみまで届けます。

保湿ハリツヤくすみたるみなど、さまざまな肌悩みに効果的な成分を多種類で配合。

手に取るまではコックリしたテクスチャーを感じるのですが、肌につけるとす〜と伸びていきます。
季節を問わずお使えるちょうど良いテクスチャー。

リポソーム化したヒト幹細胞培養液を10%の高濃度で配合。ビタミンCもリポソーム化。

さらにビタミンCの170倍のフラーレンも配合。濃密なうるおいとハリ感をもたらす満足度の高いクリーム。

アクティバートのSCコンセントレーションクリーム_9

 

ACTIVART(アクティバート) https://activart.jp/

5.3次元ローリングボトル方式の意味は?(ナールスエイジングケアアカデミー編集部)

今回の幹細胞培養液は、3次元ローリングボトル方式という方法で作られています。

これは、KIE さんの説明にもあったとおり、培養中に身体の中のトラブルに近い刺激を与えることで、より効率的に幹細胞が分泌する成分を取り込む方法です。

具体的には、ボトル の内側壁面に幹細胞を付着させて、24時間回転させ、さらに酸素の量や温度変化、振動など様々な刺激を与える方法です。

メリットは、高品質な幹細胞培養エキスの安定的な量産を可能にし、価格を抑えて提供できることです。
つまり、3次元ローリングボトル方式は、生産効率を高めることでヒト幹細胞培養液を広める可能性を広げた点では大きな貢献を果たしていると思います。

一方、KIEさんの説明では、「ローリングボトル法で、普通に培養されるときより10倍も多く分泌されます。その他の美容成分も普通の幹細胞培養液の10倍ですから、エクソソームと合わせれば、トラブルを解決する力は10倍以上。」とあります。

これは、ACTIVART(アクティバート) さんのホームページでも紹介されています。

正直なところ、このロジックには違和感があります。

「10倍多く分泌される」ことが事実であったとしても、「トラブルを解決する力は10倍以上」とは思えません。

このロジックは、美容成分の濃度を高めたり、与える利用を増やせば、その分、肌悩みを解決する力が10倍なると言っているのだと思います。

「トラブルを解決する力は10倍以上。」というのは、

  • 肌トラブルを抱えていた方が、100人いて従来のヒト幹細胞培養液では、5名しか肌トラブルを改善できなかった。しかし、ローリングボトル法の幹細胞培養液を使ったら、10倍の50名が改善した。
  • ある方の肌悩みが、10あって従来のヒト幹細胞培養液では、1つしか改善できなかった。しかし、ローリングボトル法の幹細胞培養液を使ったら、10すべてが改善した。

 

これは医薬品でも化粧品でもありえないことだと思います。

そもそもこの「10倍」の定義が、同社のサイトでも説明されていませんので、その点はよくわかりませんが、「成分の量や濃度が10倍になると効果(ここでは「トラブルを解決する力」と表現されています)とは思えません。

申し訳ありませんが、この点、違和感を感じた点について、率直にコメントさせていただきました。

6.ヒト幹細胞培養液について詳しく知ろう!(ナールスエイジングケアアカデミー編集部)

美肌やエイジングサインの予防美容肌老化のケアに期待が高いヒト幹細胞培養液のコスメ。
一方、誤解も多い成分です。

ここでは、幹細胞と幹細胞培養液についてポイントをご紹介します。

1)幹細胞とは?

幹細胞とは、自己複製能と分化能を持つ細胞です。つまり、自分とまったく同じ能力を持った細胞に分裂することができる能力と自分のからだをつくるさまざまな細胞をつくり出す能力とがあります。

そんな幹細胞には、いくつかの種類があります。

①胚性幹細胞=Embryonic Stem Cell (ES細胞)

胚性幹細胞(ES細胞)は、授精後、胚盤胞の段階に発生した胚(内部細胞塊)より分離された幹細胞です。

発生の初期段階に生まれた幹細胞なので、ほぼすべての細胞に分化する万能細胞と考えられています。

②iPS細胞=induced Pluripotent Stem Cell

iPS細胞は、京都大学の山中伸弥教授によりマウスの線維芽細胞から人工的につくられた幹細胞で、あらゆる細胞になることができる特徴があります。

そヒトの細胞を用いたiPS細胞の作製にも成功し、再生医療やアンチエイジングへの応用など多くの分野で注目を浴びています。

③成体幹細胞=Tissue Stem Cell

成体幹細胞は、からだのさまざまな組織に存在している幹細胞です。

骨髄や脂肪に存在する間葉系幹細胞(mesenchymal stem cell=MSC)がその代表です。

ES細胞に比べると、多分化能は万能ではなく、発生過程や細胞死、損傷組織の再生において、新しい細胞を供給する役割を担っています。
皮膚由来、骨髄由来、脂肪由来のものなどがあります。

自己の幹細胞を治療に用いることができることから、現在、多くの臨床応用が進められています。

最近では、脂肪由来のMSCが注目を集めています。
その理由は、脂肪由来の幹細胞は採取が簡単で安全性も高く、免疫調整能に優れているので効果も多岐に渡るからです。

このように幹細胞といっても種類もいくつかあって、特徴が違うのです。

2)ヒト幹細胞培養液とは?

化粧品に使われるのは幹細胞そのものではなく、幹細胞を培養する際の上澄み液(培養液)です。

ヒト幹細胞培養液には、アミノ酸やたんぱく質、糖質、脂質に加えてEGFFGFをはじめVEGF、HGF、IGF、アディポネクチンなど多くの成長因子が含まれています。
それらが、お肌の細胞の活性化やコラーゲンを増やすはたらき、ターンオーバーを促進するはたらきを担っています。

しかし、あくまで化粧品成分なので、真皮の衰えなどで目立つ深いほうれい線を消すことやしわを改善すること、顔のたるみを改善することは期待できません。

一方、安全性ですが、ヒト幹細胞培養液は、基本的には安全な成分で刺激性も報告されていません。だから、肌質を選ばず使うことが可能です。
だから、敏感肌乾燥性敏感肌インナードライ肌でも使えます。

しかし、新しい成分なので未知の問題が出てくるリスクも否定できませんので、その点は注意が必要です。
肌荒れ化粧品かぶれなどでる場合は、使用を見合わせましょう。

<参考記事>

美意識の高い30代~50代女性のエイジングケアとヒト幹細胞培養液

ヒト幹細胞コスメとは?効果と役割、安全性を知ろう!

7.ナールスエイジングケアアカデミー編集部コメント

KIEさん、「他の種類の細胞に姿を変える能力を持っている幹細胞を使ったスキンケア by KIE』についての記事のご執筆をありがとうございました。

幹細胞培養液のコスメはここ数年、美容好きの方の間で話題となっています。

なぜなら、成長因子などさまざまな栄養素が凝縮されていて、美肌への効果の期待が大きいから。
予防美容的なケアとしてはおすすめですが、あくまで化粧品なので「肌再生」まで期待できるわけではありません。

また、誤解も多いようです。
そのため、今回は、気になる点についても触れました。

この記事「他の種類の細胞に姿を変える能力を持っている幹細胞を使ったスキンケア by KIE」が、ナールスエイジングケアアカデミーの読者のみなさまのお役に立つことを願っています。

(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 やすだともよ
医学出版社、医学系広告代理店にて編集・ライターとして、医師向け、患者向けの情報提供資材や書籍等の記事の編集・執筆や、国内・海外医学会取材・記事執筆を行う。

当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。

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